「2014年12月」の記事一覧(2 / 3ページ)

臨床心理士の活躍の場 その2

<福祉の領域で働く臨床心理士> 福祉領域とは、児童相談所をはじめとする福祉関係相談所、 福祉施設、療育施設などです。 福祉領域で働く臨床心理士は、 一部民間施設の職員や嘱託職員を除いて、公務員であり、 多くは「心理判定員」と呼ばれたり「指導員」と呼ばれたりしています。 対象となるのは、乳幼児、児童、身体障害者、知的障害者、 女性、高齢者などのいわゆる社会的弱者とその家族ですが、 福祉領域の臨床心理士の過半数は、 乳幼児と児童とその親たちを主な対象者としています。 福祉領域の臨床心理士の仕事 福祉領域で働く臨床心理士は、 面接、行動観察、心理検査を用いたアセスメントを行っています。 また、必要に・・・

臨床心理士の活躍の場 その3

<大学・研究所の領域で働く臨床心理士の仕事> 大学や研究所で働く臨床心理士は、「研究職」と呼ばれ、 臨床心理学を教えたり、臨床心理学に関する研究をするなどしています。 臨床心理士を目指す人は、 大学・大学院、或いは民間の研究機関にいる臨床心理士から、 系統的な講義だけでなく、 実習やスーパービジョンを含んだきめ細かな指導を受けることが必要です。 殆どの大学には、学生相談室や保健管理センターが設置されていて、 指定大学院を中心に大学院生の実習施設として 一般の人をも相談の対象とする外来向けの相談室を持つ大学も増えています。 ですから、大学教員でもある臨床心理士は、 このような相談室での相談業務に・・・

臨床心理士の活躍の場 その4

<司法・法務・警察の領域で働く臨床心理士の仕事> 司法の領域では、家庭裁判所の「調査官」、 法務の領域では、少年鑑別所や少年院、刑務所などの「法務技官」や「法務教官」、 保護観察所の「保護監察官」、 警察の領域では、警視庁や道府県警察本部の「心理職員」などがあり、 家庭裁判所の調停委員や警察の犯罪被害者対策室の 嘱託職員をのぞくと、全員が公務員です。 家庭裁判所の調査官 家庭裁判所の調査官は、少年事件と家事事件を扱います。 少年事件の場合 少年事件の場合は、少年の心理状態や環境について調査をし、 その少年にかなった処遇を検討し、裁判官に報告します。 試験観察となった少年に対しては、 心理学的援・・・

臨床心理士の活躍の場 その5

<産業の領域で働く臨床心理士の仕事> 産業の領域、つまり、働く人を対象として臨床心理士が活躍しています。 たとえば、一般企業の健康管理室に勤務していたり、 会社員や公務員のメンタルヘルスを専門に請け負う EPA(従業員支援プログラム/エンプロイー・アシスタンス・プログラム)専門機関という 外部機関に勤務している等します。 企業内で働く場合も、外部機関で働く場合も、 「カウンセラー」と呼ばれたり「相談員」と呼ばれていて、 常勤者もいますし、非常勤の人もいます。 企業では、嘱託で働く人が殆どす。 ただし、社内に心理職を配置している企業は、 現時点では、比較的規模が大きな企業に限られています。 また・・・

臨床心理士の働き方 その1

臨床心理士はどのような人が目指す? 臨床心理士は、大学と大学院を続けて卒業してすぐになる人が多いです。 しかし、一度他の仕事に就いたり、家庭に入った後、 改めて臨床心理士を志す人もいます。 心理職は、年齢に関係なくできる仕事ですが、 中途で転身する場合は、勉強時間や学費の工面、 大学院を終えた後は年齢制限のため公務員になることができず、 就職先が限られるなど、 年齢相応の収入を期待することができないというようなハンディがあります。 ですから、臨床心理士になり、臨床心理士として働くことは、 決して楽なことではありません。 今までの実績や経験を当てにすることなく、 転身する際は、一から学びなおす覚・・・

臨床心理士の働き方 その2

臨床心理士は男性が多い?女性が多い? 臨床心理士は、7:3=女性:男性というように、女性が多いです。 臨床心理士は、今も昔も女性に人気のある資格ですが、 かといって、臨床心理士の仕事が特に女性向であると言うわけではありません。 臨床心理士の仕事に必要なのは、「温かい心」と「冷めた頭」です。 臨床心理士は非常勤が多い 臨床心理士の仕事は、女性向な仕事ではありませんが、 男性が一生の職業として選びにくい側面があるため、 女性の割合が多いのかもしれません。 臨床心理士の約半数は、非常勤として働いています。 たとえば1995年から試験的活用がスタートしたスクールカウンセラーのように、 比較的歴史の浅い・・・

臨床心理士の収入と勤務時間

臨床心理士の収入 臨床心理士は、常勤で働く人、非常勤で働く人、 非常勤でも、色々な職場を掛け持ちして働く人など、 様々な働き方をしています。 そして、臨床心理士の収入は、年収200万円に満たない人もいますし、 1000万円を越す人もいます。 臨床心理士の常勤公務員は、民間の機関でも、 給与基準は「公務員に準ずる。」としているところが多いので、 公務員の俸給表が目安になります。 とはいっても、それよりもずっと安い民間機関も少なくありません。 非常勤の臨床心理士の時給は、経験年数や仕事内容などによって、 1000円前後から1万円前後までかなり幅があります。 スクールカウンセラーの時間給は、 臨床心・・・

臨床心理士の適正 その1

臨床心理士は、どのような人が向いているのでしょうか? 実際に活躍している臨床心理士を見てみると、 様々な特性を持った人がいます。 また、どのような心構えが必要なのか?という部分でも、 臨床心理士の学問的立場や方法論(相談方法や技術)によって異なるので、 一概に、「こんな人が臨床心理士に向いている。」 と言い切ることはできません。 臨床心理士は、心の問題を抱える人を対象に、 適切な援助を行う事が必要です。 そして、どのような資質が求められるのか? と、問われれば、「常識的な社会人としての資質」 と、答えるのが、最も適切ではないかと思います。 (1) 広い視野をもつ 私たちは、目の前に問題が現れる・・・

臨床心理士の適正 その2

(2) 謙虚さと共感性をもつ 臨床心理士は、クライエントの心に秘めた 個人の秘密に属することを聞くことがよくあります。 普通なら人に話さないような、恥ずかしい事や、 心をえぐられるような心に秘めた部分に 触れざるを得ない場合もあります。 さらに、家族の裏側や学校や職場での人間関係など、 相談のためにあえて聴くこともあるでしょう。 とにかく、こまかく立ち入った話を、 うそ偽りなく正直に教えてもらい、 それをクライエントの心の問題を解決する事に 役立てていくのが臨床心理士の仕事です。 臨床心理士は、その人の心の悩みや苦しみや怒りを謙虚に受け止めながら、 クライエントの秘密に属する事を深々と聴き、 ・・・

臨床心理士の適正 その3

(4) 距離をもつ 臨床心理士は、クライエントの心に秘めた個人の秘密に関することを 聴く事があります。 そして、そのとき、臨床心理士が、どのような態度で、 クライエントの話を聴くのかということはとても重要なことです。 クライエントの話を聴く時は、 臨床心理士は、その人の心の秘密に触れるのに関わり過ぎないように、 ですが距離を置き過ぎないようにする、 つまり、適切な心の距離間が必要です。 私たちは、他の人の生き方や生活に対して、 多くの興味を持っています。 特に、個人的な秘密を見たり聞いたりしたいという気持ちは、 とても強いものがあり、 他人のプライバシーを興味深く扱う週刊誌やテレビのワイドショ・・・

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