臨床心理士の適正 その4

常識的な社会人であること

心理相談の中で、クライエントは、臨床心理士の共感と理解を介し、
時間空間を越えた過去や、自分の子どもの頃の事、親との関係などを
思い出しながら整理します。

クライエントは、心が自由に躍動する臨床心理士との
二人の世界の体験を継続したいと思いがちで、
そう願うがあまり、面接室からなかなか帰らないこともあります。

中には、個人的な付き合いを望んだり、
結婚を望むこともあります。

このような退行的欲求を臨床心理士に対して過度に要求して来ることがあるので、
臨床心理士は、この欲求に負けない常識的な社会人としての安定感が必要です。

また、クライエントの関係だけでなく、
他の専門家との関係を維持する必要性もあります。

心の問題に関わる専門家として、
日常生活の常識を常に保持できる、
そしてそれを維持しながら社会人として機能できることが、
臨床心理士として最も重要な適正であり、心構えであるといえます。

 

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