臨床心理士の働き方 その2

臨床心理士は男性が多い?女性が多い?

臨床心理士は、7:3=女性:男性というように、女性が多いです。

臨床心理士は、今も昔も女性に人気のある資格ですが、
かといって、臨床心理士の仕事が特に女性向であると言うわけではありません。

臨床心理士の仕事に必要なのは、「温かい心」と「冷めた頭」です。

臨床心理士は非常勤が多い

臨床心理士の仕事は、女性向な仕事ではありませんが、
男性が一生の職業として選びにくい側面があるため、
女性の割合が多いのかもしれません。

臨床心理士の約半数は、非常勤として働いています。

たとえば1995年から試験的活用がスタートしたスクールカウンセラーのように、
比較的歴史の浅い仕事が多いことや、
臨床心理士の仕事は、一人ひとりにじっくりと時間をかけて関わる仕事であるため、
どうしても採算が悪いなどがその背景にあるようです。

また、臨床心理士は、経験や実務を積み重ね、
様々な研修会等に参加し、多くの知識や情報を得ることが必要ですし、
一つの職場に大人数が配置されるわけではなく、
ひとり、或いは二人ほどの少人数で即戦力を求められることが多いので、
資格を取得したばかりの新人を常勤で雇うのは、躊躇されるという実情もあります。

そして、非常勤の臨床心理士は、
一箇所ではなく、複数の非常勤の仕事を掛け持ちし、
フルに働いている人が多いです。

経験を積み、ひとりで仕事をこなすことができる実力がつけば、
常勤になることができるチャンスも広がります。

ですが、経済的な安定を確保しようと思うのであれば、
公務員になる、もしくは大学の教員を目指すほか、
あまり方法はないでしょう。

このような理由があり、男性の臨床心理士の家庭は殆どが共働きで、
配偶者が教師や看護師などの安定した常勤の仕事に就いていることが多いです。

非常勤勤務にもメリットがある

臨床心理士として非常勤で働くことに関しては
経済的・収入面を考えると、厳しい部分も多いです。

しかし、経済的な安定を別にすると、
非常勤で働く事には、様々なメリットもあります。

たとえば、臨床心理士の仕事は、職場によってはクライエントや
仕事の種類が限定されてしまいがちです。

また、臨床心理士は大勢の他職種のなかに一人か二人しかいないので、
心理職としての独自性を発揮しにくいということもあります。

ですが、非常勤の臨床心理士は、色々な職場に身を置きます。

自然に多様性のある体験をすることになり、
進取の精神を保ちやすく、発想の転換や
気持ちの切替をしやすいというメリットが生まれてきます。

このようなことから、敢えて一つの機関に所属する事はせず、
一自営業者として、複数の機関と契約を結び、
フリーランサーのように働く臨床心理士も多くなっているようです。

さらに、非常勤の仕事は、
自分のライフスタイルに合わせて、
色々な働き方ができるというメリットもあります。

そして、臨床心理士の世界では、転職は珍しくありません。

ですから、結婚や出産、配偶者の転勤等によって、
自分のライフスタイルを変えざるを得ないことが多い女性にとって、
臨床心理士として非常勤で、色々な職場に身を置くという働き方は、
便利で有意義なものということができるでしょう。

 

 

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