臨床心理士の活躍の場 その4

<司法・法務・警察の領域で働く臨床心理士の仕事>

司法の領域では、家庭裁判所の「調査官」、
法務の領域では、少年鑑別所や少年院、刑務所などの「法務技官」や「法務教官」、
保護観察所の「保護監察官」、
警察の領域では、警視庁や道府県警察本部の「心理職員」などがあり、
家庭裁判所の調停委員や警察の犯罪被害者対策室の
嘱託職員をのぞくと、全員が公務員です。

家庭裁判所の調査官

家庭裁判所の調査官は、少年事件と家事事件を扱います。

少年事件の場合

少年事件の場合は、少年の心理状態や環境について調査をし、
その少年にかなった処遇を検討し、裁判官に報告します。

試験観察となった少年に対しては、
心理学的援助を引き続き行っていきます。

家事事件の場合

家事事件の場合は、家族間や親族間の係争について、
必要に応じて心理的援助を行いながら、
調停による問題解決を目指していきます。

また、2004年から、離婚訴訟が家庭裁判所で扱われるようになったことから、
どちらの親を親権者とするのが適切かといった判断に、
調査官が役割を果たす部分が大きくなってきました。

少年鑑別所の法務技官

少年鑑別所の法務技官は、家庭裁判所の決定によって収容された非行少年を対象に、
より綿密な調査を行い、問題を分析しながら、
更生に向けた処遇指針を立てていきます。

少年院・刑務所の法務技官

少年院・刑務所の法務技官は、所有者の特性を把握しながら
処遇を決める分類調査や心理相談、処遇困難者の心理療法などを担当します。

少年院・刑務所の法務教官

少年院・刑務所の法務教官は、直接的に更生を目的とする指導教育などを担当します。

保護観察所の保護監察官

保護観察所の保護監察官は、保護司に助言したり指導したり、
直接、臨床心理面接を行うなどして、保護観察中の少年と仮出所者の更生を援助します。

警察の心理職員

警察の心理職員は、少年課や少年センター、犯罪被害者対策室などに配属されます。

配属された場所で、少年非行や犯罪被害者の相談を受けたり、
必要に応じて継続的な指導や支援を行い、
犯罪捜査や犯罪防止を側面から支える役割を担います。

その他

その他、近年は、海上保安庁や自衛隊などにも心理職が配属される様になり、
臨床心理士が活躍しています。

 

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