臨床心理士の就職

さらに広がる臨床心理士の領域

臨床心理士が活躍する領域については、前にも触れましたが、
年々、さらに、その領域は広がりつつあります。

今までは、たとえば病院という現場では、
精神科や神経科での仕事が殆どでしたが、
近年は、HIV等の感染症、難病、ホスピス、遺伝子疾患の患者さんへのカウンセリング、臓器移植手術や性転換手術に関するカウンセリング、新生児医療における家族へのカウンセリングなど、様々な要請が少しずつですが増えています。

また、病院という現場で言えば、
医療事故における心の危機(被害者や家族だけでなく、
事故に関わった医療者に対しても)への取り組みにも、
臨床心理士の役割が期待されています。

学校・教育関係では、スクールカウンセラーが注目されています。

私立の学校では、スクールカウンセラーを配置しているところもありましたが、公立の学校では、1995年に、文部科学省の調査研究委託事業として、スクールカウンセラーが配置去れる様になりました。

スクールカウンセラーの公立学校への配置は、
非常勤ですが、虐待問題、不登校等への取り組みにおいて、
臨床心理士の役割が期待されています。

警察関係では、犯罪被害者へのサポートといえば、
今までは経済面だけでしたが、
近年は心理面についても注目される様になっていることから、
警察への臨床心理士の派遣も増えてきました。

企業においても、大切な従業員のうつ病、出社拒否問題の解決のために、
企業カウンセラーを配置するところが増えています。

高齢者支援、子育て支援に関する分野でも、
心理職の活躍が必要になってきました。

このように、社会は変りつつあり、
それに伴って、臨床心理士への期待も高まっています。

現時点での職場での身分や収入の保証はまだまだです。

しかし、臨床心理士がそれぞれの職場で、
他職種の人たちと連携をとりながら、着実に成果をあげれば、
身分の面でも収入の面でも改善されていくのではないでしょうか。

臨床心理士の独立

臨床心理士の職場として「私設心理相談機関」があります。

自分で相談機関を開設することもできます。

ただし、そこで発生するやリスクは、全て自分で負わなければなりません。

自分で私設相談機関を開設し、その収入で生活をするというのは、
専門家として理想な形態ですが、
よほど信頼される臨床心理士にならなければ、
それは難しい事だと思います。

実績の中で、クライエントを照会してもらうことができる、
どんなクライエントがきたとしても、
責任を持って対応できるだけの知識、経験、ヒューマンスキルが必要です。

 

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ