臨床心理士の仕事 その1

臨床心理士は、ヒトの心の問題にかかわる専門家であり、
その仕事は、心理学的援助で、
臨床心理士の資格認定協会と、日本臨床心理士会では、
臨床心理士の主な仕事を、以下の4つに分けて考えています。

(1) 臨床心理アセスメント(査定)

(2) 臨床心理面接

(3) 臨床心理的地域援助

(4) 臨床心理学的研究

臨床心理士が行う心理学的援助とは

心理学的援助とは、心理学的観点からその個人・集団の問題が、
何であるのかを見立て、その見立てに基づき、
必要な援助を行うことです。

また、心理学的な問題の発生や、
問題が深刻化することを防ぐこともします。

さらに、心理学的援助の実践を、
より質の高いものにするための基礎となる研究を行います。

心理学的援助の対象は、心理学的な問題を抱えた個人や集団です。

もし、個人や集団が心理学的問題を抱えていると、
その個人や集団の心的機能は、適切に働いていない状態です。

心的機能が適切に働かない場合は、
十分に心的機能が発達していない場合もありますし、
獲得された心的機能がストレスなど、何らかの要因によって
損なわれている場合があります。

臨床心理士は、そのような状態の個人や集団に対し、
心理学的な技法を用いて、心的機能の発達を促したり、
損なわれた機能を図ります。

そして、個人や集団が、それぞれの成長過程を
歩んでいくことができるようにサポートしていきます。

臨床心理士の仕事は、ひとことで言うとするなら、
「人間関係の専門家」です。

たとえば、体型のコンプレックスを抱えている高校生が、
拒食症になったとすると、
医師は、身体管理をしたり、必要に応じて不安を和らげる薬を処方し、
栄養士は食事に関する相談に応じます。

看護師は、適切な療養生活を送ることができるように指導し、
臨床心理士は、その高校生と人間的なかかわりを持ちながら、
自分自身に対する理解を深め、もう拒食することが必要でなくなるように、
自分の生き方を軌道修正していくことができるように促します。

言ってみれば、臨床心理士も様々な職種との関わり、連携が必要です。

臨床心理士自身も、人とのコミュニケーションを円滑に築き、
その上で、対象となる個人や集団の心に寄り添っていくことが大切です。

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