臨床心理士の適正 その4

常識的な社会人であること 心理相談の中で、クライエントは、臨床心理士の共感と理解を介し、 時間空間を越えた過去や、自分の子どもの頃の事、親との関係などを 思い出しながら整理します。 クライエントは、心が自由に躍動する臨床心理士との 二人の世界の体験を継続したいと思いがちで、 そう願うがあまり、面接室からなかなか帰らないこともあります。 中には、個人的な付き合いを望んだり、 結婚を望むこともあります。 このような退行的欲求を臨床心理士に対して過度に要求して来ることがあるので、 臨床心理士は、この欲求に負けない常識的な社会人としての安定感が必要です。 また、クライエントの関係だけでなく、 他の専門・・・

臨床心理士になるための大学の選び方 その1

臨床心理士を目指していて、これから大学に進学する方は、 心理学を学習することができる「臨床心理学科」、「心理学科」などを 選ぶと良いと思います。 臨床心理士を目指す場合、 「財団法人日本臨床心理士資格認定協会」の資格審査を受ける必要があります。 この「財団法人日本臨床心理士資格認定協会」の 資格審査(試験)を受けるための受験資格は、 資格認定協会から指定された、 臨床心理学の専攻コースがある大学院(指定大学院)、 または学校教育法に基づく臨床心理学を専攻する 専門職大学院を修了することが必要です。 大学については、どこの学部、学科を卒業したか問われていませんから、 制度上では、法学部や農学部を・・・

臨床心理士になるための大学の選び方 その2

社会人が臨床心理士を目指す場合 既に大学を卒業し、社会人になっているけれど、 臨床心理士を目指したいという場合は、 指定大学院、または専門職大学院への進学で、 その道は開けます。 しかし、指定大学院や専門職大学院の入学試験の倍率はとても高いです。 社会人を対象とした臨床心理士養成コースを設置している大学院などもあるので、 ホームページで内容を吟味してみましょう。 大学のカリキュラム 大学では、卒業要件として4年での学習単位の取得が決まっています。 その単位には、一般教養科目や外国語、体育等もあり、 臨床心理学科や心理学科などの専門教育も当然あります。 しかし、大学の臨床心理学科、心理学科での教・・・

臨床心理士になるための大学院の選び方

臨床心理士の資格審査(試験)の受験資格は、 基本的には臨床心理士の養成カリキュラムを備える 指定大学院(修士課程または博士課程前期)、 もしくは、専門職大学院を修了することが必要です。 指定大学院 指定大学院には、修了後すぐに受験資格を得ることができる「第一種指定校」と、修了後一年以上の心理臨床経験を積んだ後、受験資格を得ることができる「第二種指定校」があります。 第一種指定校 修了後、すぐに受験資格が得られます。 学内に大学院生が実習をすることができる付属の臨床心理相談室などがあります。 第二種指定校 修了後一年以上の心理臨床経験を積んだ後、受験資格を得ることができます。 学内に、相談室等は・・・

臨床心理士になるためのマニュアル

近年、臨床心理士になりたいという人が増えています。 関連学科に入るための大学入試も、指定大学院に入るための大学院入試も、 とても倍率が高く、猛勉強が必須です。 そして、最近では、大学入試だけでなく、 大学院入試のための予備校までできているほどです。 このような受験事情があり、 「こうすれば合格できる。」というノウハウや マニュアル的なものが使用されていることがとても気になります。 効率よく勉強し、少しでもスムーズに受験を勝ち抜きたいという気持ちは分かりますし、 そういったマニュアル的なものを利用するのも有効かもしれません。 ですが、人の心は、こうすればこうなると言うマニュアルでは通じません。 ・・・

臨床心理士の資格

臨床心理士とは、文部科学省を監督官庁とする 財団法人日本臨床心理士資格認定協会が審査を行い、 その合格者に認定する資格のことです。 資格審査(試験)を受けるためには、 一定の条件を満たす受験資格が必要で、 合格率は全受験者の60%前後です。 臨床心理士資格審査の試験期間と試験地 資格審査(試験)は、年に一回、10月から12月の間。 試験地は、東京。 臨床心理士資格審査(試験)の受験資格 臨床心理士資格審査の受験資格の基本は、 資格認定協会が指定する大学院の修士課程(博士課程前期)を 修了することです。 (1) 第一種指定大学院を修了した場合、 修了後すぐに受験資格が得られる。 (2) 第二種指・・・

臨床心理士の就職

臨床心理士が活躍する職場は、 保健・医療領域、教育領域、大学・研究所領域、 福祉領域、私設心理相談領域、産業・労働領域、 司法・法務・警察療育というように、様々な領域になっています。 ですが、勤務形態は必ずしも常勤とは限らず、 半数が非常勤で、非常勤の人の中には、 複数の職場を掛け持ちしている人もいます。 大学院修了直後、もしくは臨床心理士資格直後に、 常勤の職場に就職できる可能性は、とても少ない状況があります。 非常勤の場合は、社会保険や厚生年金に加入できず、 国民健康保険、国民年金に自分で加入します。 また、何年勤務をしても給料が上がらない、ボーナスがないなど、 現時点での臨床心理士の収入・・・

臨床心理士の就職

さらに広がる臨床心理士の領域 臨床心理士が活躍する領域については、前にも触れましたが、 年々、さらに、その領域は広がりつつあります。 今までは、たとえば病院という現場では、 精神科や神経科での仕事が殆どでしたが、 近年は、HIV等の感染症、難病、ホスピス、遺伝子疾患の患者さんへのカウンセリング、臓器移植手術や性転換手術に関するカウンセリング、新生児医療における家族へのカウンセリングなど、様々な要請が少しずつですが増えています。 また、病院という現場で言えば、 医療事故における心の危機(被害者や家族だけでなく、 事故に関わった医療者に対しても)への取り組みにも、 臨床心理士の役割が期待されていま・・・

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